ホーム > 採用情報
募集職種:のり面工
※2018年7月現在 随時 のり面工 募集中です!
山が崩れた状態です。この状態からどうやって施工していくのか、順を追ってご説明します。
山を綺麗に人力で整形・清掃します。その際に使う道具は、ノコ鎌(カマ)・鍬(クワ)・鋤簾(ジョレン)等を使用します。写真にうっすらとロープが見えていると思いますが、これにぶら下がって作業を行います。
安全帯をしっかり装着していれば落ちる事は有りません。※自らの不安全行動で落ちる方が稀にいらっしゃいます。
これがラス金網(亜鉛菱形金網)という材料です。1束で20m2(2m×10m)あり、これをのり面の上から下に向かって張っていきます。ラスを張るのでラス張り工と言います。このラスもアンカーピンで止めなければズレてしまいますのでピンを打ち込みます。
1,ラス網を巧みに操る事が出来る。(編む事が出来るようになる。) 2,ハンマーを使用してアンカーピンを打設するので腕がムキムキに 3,斜面での動きなのでバランス感覚がとてつもなく養われる。 4,腹筋が強くなる。 5,脚力が強くなる。 6,ロープワークを覚える
1,ラス網が結構重い。 2,ピンを腰袋に入れて作業する際、安全帯が食い込む。 3,思ったよりも細かい作業 4,山なりに張り付けるのは難しい。 5,職人の腕が問われる場合がある。(たるみとかハリ具合) etc...
こちらが大ピンと言われる材料でφ16×400のサイズです。
こちらは小ピンの材料です。この画像は異形鉄筋を使用しています。通常は、φ9×200のピンを使用するのですが、打設する山が緩い(摩擦力が低い)場合は異形鉄筋のピンを使用します。
ラス張り工の後に、鉄筋を配置していきます。配置のピッチ(間隔)は枠のサイズによって変わりますが、写真の法枠は□300で2.0m×2.0mのピッチで鉄筋を配置します。この鉄筋はD13×5.0mを使用しています。枠サイズによって使用する鉄筋は変わります。
この様な鉄筋の束を手作業で配置していきます。配筋作業です。
続きまして、鉄筋の上に法枠を乗せていきます。
クリンプ金網という材料で作られています。
非常に万能な金網で、いろいろな形に創作する事が可能です。
1、結束作業を覚える。 2、ハッカーを巧みに操れるようになる。 3、法枠を設置する際に水平間隔が養われる。 (家でも、傾いてるのが気になってくる。) 4、法枠を越えながら移動するのでもっと脚力が強くなる。 5、腕、肩、腰、脚がムキムキになる。
1、ヤッケ(汚れないように作業服の上から着る作業着的な物) が引っかかり破れる。 2、鉄筋が意外に重い。 3、法枠を持って歩くのが結構大変 4、アンカー打設が地獄に思える。 etc...
荷姿はこの様にペッタンコですが、広げると四角になります。
法枠を設置し、その上にまた鉄筋を乗せます。下鉄筋も上鉄筋も結束線(針金の線)で結束します。その際にハッカーという特殊道具を使用します。このハッカーをクリクリッと回して結束線を縛るわけですが、これだけは難しいです。素人がマスターするまでに数ヶ月は要すると思われます。法枠の交点に交点アンカー、横枠に補助アンカーを打設します。これは法枠がズレて押してしまわないようにする為です。
これが交点アンカーです。大体D19×700程度 補助アンカーはD13×500程度有ります。これをセットハンマーで打設します。山が硬い場合はハンマードリルで削孔(穴をあけて)後、鉄筋を打ち込みます。
法枠組立工完了後に続きまして、吹付工を行います。吹付けているのはモルタルです。これを法枠全体に吹付ていきます。
1、機械操作を覚える。2、篭手(コテ 左官コテ)のやり方を覚える。(自宅駐車場程度なら自分で出来るようになる。)3、モルタルを感覚的に良い悪いの判断が出来るようになる。4、ノズル(←モルタルが出ている先端)を持つととにかく腕がムッキムキになる。5、ノズルマンは吹付屋の花形6、完成した時の達成感は、んぱない!7、あ、この現場パパが作ったんだよ!って子供に言える!!
1、ヤッケや、顔がとにかく汚れる。(ホコリにまみれる)2、吹付での一番の汚れ作業。3、夏は地獄の1丁目に足を踏み入れた感覚に襲われる。4、コテはかなりセンスを問われ、熟練になるまで数年かかる。5、ノズルマンも同じく技術を要する職種で、熟練になるまで数年かかる。 etc...etc...etc...
これが吹付機(ガン機)と言われる機械です。これで、コンクリートやモルタル、緑化基盤材などを吹付けます。200m程度ホースを伸ばして施工できますが、特殊な方法でもっと距離を伸ばせます。
法面屋としては基本中の基本の施工ですが、その他まだ、多数の施工があります。
ある程度出来るようになるまで2年ほど必要です。
決して楽な仕事ではありませんが、十分なやり甲斐と将来性があります。
少子化の時代、すでに土木工事における職人、監督は激減しています。
その時代の中で私たちと共に時代を作りませんか?
これからの土木屋の時代を!
弊社は非常に自由度の高い土木業者です。いろいろな事をドンドンやっていきます。デキル、デキないは問いません。やってみるって方、挑戦してみて下さい。妻子有りの方は特に優遇致します。
資格・免許は問いません。会社支給で取得して頂きます。